おはようございます!
20日木曜日の米国市場は、NYダウ終値27,739ドル(46ドル高)、NASDAQ終値11,264ポイント(118ポイント高)となりました。
失業保険申請者件数が110万件と予想(92万件)を上回る結果となり、個人消費の落ち込みによる、景気減速への懸念が強まっています。
NYダウの構成銘柄の寄与度をみると、金融関連は弱いです。
一方、上昇をけん引しているのは、アップル、マイクロソフトといったハイテク株となっており、2極化はさらに加速しています。
※指数の構成に関しては、こちらの記事をご覧ください。
5G関連も伸びていますが、電子計測機器メーカーの米国キーサイトテクノロジーが決算を発表しました。
売上高は落ちましたが、市場予想を上回っており、時間外で上昇しています。
これを受けて、日本の同業であるアンリツの値動きに注目が集まりそうです。
昨日まで、アンリツは売られていましたからねぇ。
余談ですが、日経新聞にこのような記事がありましたが、内容が良くありませんね。
記事内に出てくる06年から13年の株価チャートなのですが、2020年8月20日に書いているのなら、現在の23,000円付近のチャートまで表示して欲しいですね。
13年のバーナンキショックのところでで表示を止めているところをみると、都合の良い切り取りに見えます。
小泉政権時よりも株価が高いことを踏まえたうえで、その要因を紐解かないとなりません。
チャート解説が入っているものは、その期間と内容に注目してみると記事の良しあしを見ることができます。
政権交代など政治イベントは大きな転換期であることは間違いありませんが、個別企業の成長は、新たなサービスや社会の「負」を解決するサービスを提供している企業になります。
新型コロナは生活スタイルや価値基準を劇的に変化させました。
旧来型産業の落ち込みを支える追加の景気刺激策は、米国の方が動きが速く、日本は遅れ気味です。
その決断の差はありますが、伸びている市場にいる企業は成長していきます。
チャートと業績、その背景を考えることにより、成長性を紐解いていきましょう!
日経平均について
シカゴ日経平均先物は、23,005円(日中の日経比124円高)で取引を終えています。
14日の最高値23,338円から調整が続いています。
水曜日に反転しそうな動きから、木曜日のもう一段下落し10MAにタッチしています。
昨夕のイブニングセッションで反転しており23,000円を回復しています。
昨日のコメントにも記載しましたが、日経平均225構成銘柄の多くが新型コロナの影響により業績悪化しています。
このことを考慮すると、平均値である日経平均がコロナ以前の株価まで回復するのは難しいとみています。
特に決算発表を終えて材料が不足のなか、少しづつ上値は重たくなってきそうです。
指数が上がる構成する3要素(①企業業績②先物取引③ETF)現在は②先物が中心になっています。
9月2週金曜日に限月を迎えるため、今週から来週にかけて上値が重たくなると少し大きな調整が入ることを念頭に入れておきます。
環境の下げは好業績銘柄にとっては割安となるチャンスになります。
引き続き、成長性と利益率をチェックして投資対象を探してきましょう!
それでは、本日の相場もZEN力で!