【朝の相場日誌】米国市場の調整が始まる

朝の相場日誌




おはようございます!

3日木曜日の米国市場は、NYダウ終値28,292ドル(807ドル安)、NASDAQ終値11,458ポイント(598ポイント安)となりました。

 

これまでけん引していたハイテク株に利確売りが加速して、米国市場は大幅安となっています。

一時1000ドルを超えましたが、引けにかけて少し買い戻されています。

 

NYダウ構成銘柄をみると下げ幅が大きかったのは、アップル、マイクロソフト、セルフォースとけん引してきたハイテク関連です。

その他の主要銘柄で見ると、テスラが9%、oom約10%、グーグル、アマゾン、フェイスブックなども5~4%下落しています。

金融株など旧来型の株は1%前後の下落となっており、高騰していたハイテク関連株の利益確定売りとみてよさそうです。

 

うーん、来ちゃいましたね

ソロソロかなぁとみていましたが、やっぱり突然来るもんですね。

嫌な予感は昨晩のテスラの下落でした。

投資マインドが変化するため、これまでのバブルは一旦収束しそうです。

 

テスラの下げは強まりそうですが、アップルの下落がどの程度で止まるか、注目したいと思います。

理由は、今秋は5iPhoneを発表するため、再度期待感が膨らむとみています。

テスラのEVシフトによる業績反映は時間軸が長いため、調整は長引くとみています。

 

この環境下でもヒントとなるニュースがこちらです。

 

 

〇ブロードコム上昇に 日経新聞

 

 

強気決算の企業は買われています。

個別銘柄の業績をチェックして、環境の下げと個別銘柄は一時的に巻き込まれますが、後の動きが異なることをチェックしておきましょう。

 

 

日経平均について

 

シカゴ日経平均先物は、23025円(日中の日経比441円安)で取引を終えています。

大幅下落となりましたが、米国市場の値動に対して、半分の振れ幅です。

23,000円は保っており、下げ幅は思いのほか少ない印象を持っています。

トヨタなど業績が兼ねんされている大型株は、貸借倍率(信用買いと信用売りの比率)が1倍を切っている銘柄が多いため、株不足になっています。

つまり、先物は下げても一部の個別銘柄は下げ圧力が加速し辛い状況です。

日銀の買い入れがボディーブローのように効果を発揮していますね。

 

このことにより、今日の下げ幅の寄与度が高くなるのは、これまでけん引していたエムスリー、ファストリ、SBGなどの値嵩株が中心になりそうです。

上昇が強かったマザーズの値動きも落ち着いてきそうです。

 

米国市場の下落が初日であることを考えると、もう少し下げのターンが続くとみているため、短期のポジションの整理していきたいと思います。

 

「昨日の朝のコメント」

今日は23500円を回復していますが、日中に買いが先行するかどうか、注目したいと思います。

昼間の動きが重たいと、先物主導の値動きとみることができるため、先物清算日SQを迎える来週金曜日以降の値動きに注意が必要です。

 

想定していたシナリオの範囲内です。

少し、次期は早まりましたが、淡々と対応していきたいと思います。

 

それでは、本日の相場もZEN力で!