おはようございます!
17日木曜日の米国市場は、NYダウ27901.98ドル(-130.40ドル)、NASDAQ10910.28ポイント(-140ポイント)と下落しています。
トランプ政権は追加の経済対策で、共和党内でも意見の食い違いがあり、11月米大統領選までに成立する可能性が低下しています。
もともと1兆ドルの対策を謳っていた米政府ですが、独自増額案に難色を示しており5000億ドルと半額になるのではないかみられています。
これまで米国市場は堅調に回復しており、株価が高い水準を維持しているため、景況感を楽観視している政治家が増えているため、追加経済政策不要論が出ています。
これに対して、個人消費が落ち込んでいることもあり、市場は追加経済対策がないことにより、下落するというジレンマになっています。
心理状態を表す株価チャートを見ると、週足は調整ですね。
NASDAQ週足チャート
ピークをつけた先週高値の時期のテスラやアップルの状況を考えると、最高値更新はすぐには難しそうです。
個人も機関も買い控えの様子見ムードとなっていると考えられます。
買いは弱く、利益確定売りが多くなる下降トレンドになっていますので、今後はある程度下がってしまって割安感が出始めるまでは、時間が必要です。
ちなみにNASDAQは月足での調整は2カ月が多く、長くても4カ月の調整となることが多いです。
米大統領選がある11月まで9月をいれると3カ月ありますので、そのあたりまでは調整ムードとなるとみています。
日経平均について
昨晩の日経平均先物は、23,210円(+-0円)で取引を終えています。
※先物の価格は、9月末の配当落ち分が日経平均日で約120円安くなっている。
為替が104円台で推移していることから、輸出系の上値は重たくなりそうです。
昨晩の記事で書いておりますが、日銀短観では107円が想定レートです。
大手証券会社は105~106円で考えており、現在の円高水準が続くと2Qでは下方修正が必要になってきます。
少し円高に振れていることから、様子見ムードとなりそうです。
週足では上値を狙うパターンでしたが、昨日で陰線に変わったことから、23500円の上値はかなり重たいとみることができます。
新内閣への期待感もありますが、少し厳しくなってきそうです。
それにしても、米国の調整についていかないのは、やはり株不足になっているからでしょうかね。
日経平均は横ばいが続きそうです。
個別銘柄は省庁のデジタル化への思惑からシステム関連銘柄が強いです。
旬なテーマを絞って短期売買で攻めていきたいと考えています。
それでは、本日の相場もZEN力で!
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