新型コロナウィルス抗体に朗報 株価への反応はこれから

朝の相場日誌




おはようございます!

30日火曜日週明けの米国市場は、NYダウ27452.66ドル(-131.40ドル)、NASDAQ11085.25ポイント(-32.28ポイント)と反発しています。

 

昨日、反発上昇していた金融株、ボーイングなどが売られて、NYダウは調整しています。

NASDAQも上がってくると警戒感が出ているためか、値動きは鈍くなっています。

 

新型コロナ禍以前は自社株買いが活発にされており、株価を上げる要因になっていましたが、新型コロナ禍以降は手控えられています。

米連邦準備理事会(FRB)は米国の金融機関に対して、207月~9月期の増配、自社株買いの一時停止を求めていたことにも起因しているようです。

 

新型コロナの治療薬について朗報が入っています。

米リジェネロン・ファーマシューティカルズは、臨床試験で外来でのコロナ治療に役立つ可能性が示されたようです。

ワクチン実用化前の症状の深刻化を回避する戦略として有望とのことです。

 

〇リジェネロンの抗体カクテル療法

 

ちなみに、米国市場でリジェネロンの株価はこちらです。

時間外取引で急騰しているようです。

 

〇リジェネロン株価 (ヤフーファイナンス)

 

このニュースにより、モデルナも連れ高になるかもしれませんね。

現在の上値が重たい株式市場の要因が、新型コロナの感染拡大に対する経済活動の縮小であれば、今回のニュースの影響は大きく、環境改善に役立ちそうです。

 

一方で、米国では11に控えている大統領選までは、企業の業績変動要因がなくならないため、様子見ムードは続きそうです。

つまり、今回のリジェネロンのニュースは下値を支える要因にはなりそうですが、環境全体の上値を追いかける要因には、ならないのかなとみています。

 

いずれにしても、消費マインドが少しづつ改善するいいニュースです。

 

 

 

日経平均について

 

昨晩の日経平均先物は、23440円(前日比-10円)で取引を終えています。

※先物の価格は、9月末の配当落ち分が日経平均日で約120円安くなっています。

 

9月に入って、米国に比べて強い日経平均は、昨晩も下値はは固いようです。

菅内閣の行政改革、規制改革への期待感の現れのようです。

昨日のNTTドコモTOBのニュースも裏を返せば、携帯料金値下げへの対策とみることもでき、改革の推進力はかなり強いことを伺い知ることができます。

週足チャートを見ると上値を追いかけて一旦24,000円に向けて上昇するトレンドを形成しており、目先は強いムードが続きそうです。

 

新内閣への期待から日経平均は上値を追

う展開が続いていますが、高値への警戒はこれから23500円を超えた位置で何日持てるかに注目しています。

 

日経平均の変動要因である「構成銘柄の業績」については、為替も105円で推移しており、想定レート108円よりも下で推移しています。製造業の業績が悪くなる要因です。

昨日の上昇寄与率や株価が動く時間帯などをみると、日経平均の株高は変動要因の「先物」が中心だとみることができます。

これまでの天井圏のパターンとして「一気に上昇する日が出た時は注意をする」イメージを持っておきたいと思います。

 

一方で、好調なシステム関連、商社は強いですね。

ドコモTOBのニュースから5関連にも再度見直し買いが入っています。

環境は少し警戒をしていますが、個別銘柄では短期売買のチャンスが多い時期となっています。

現在は短期を中心に攻めていく方針で、引き続き強いセクターには注目していきましょう!

 

それでは、本日の相場もZEN力で!