おはようございます!
昨晩の米国市場は、NYダウドル28303.46ドル(+530.70ドル)、NASDAQ11364.60ポイント(+210ポイント)と大幅反発となりました。
トランプ米政権は航空業界や中小企業への公的支援に乗り出すとの期待から500ドルを超える大幅上昇となっています。
NYダウへの上昇寄与はセルフォース、ユナイテッドヘルス、ホームデポが上位3位。
昨晩の上昇は見送られた追加経済対策への失望からのより戻しとなっていますが、恩恵を期待されそうなボーイングは昨日6.8%下落分の半分程度しか戻していません。
同社の業績回復はかなり時間がかかりそうです。
今回の一連の流れを振り返ると、トランプ政権の方針転換は、大統領が新型なコロナ感染したことから主導権を再度握り直す意図もありそうです。また、航空事業、中小企業だけでなく、家計への現金給付も示唆しており業界や分野を絞った支援となりそうで、限りある予算の再分配を検討しているようにも見えます。
日本でもそうですが、2度目の追加支援をすると財政への負担が大きくなることから、効果的な支援を模索することは重要ですね。
ハイテク株に目を向けると、上げ幅は緩やかです。
目標株価が引き上げられたネットフリックスは値を飛ばしていますが、それ以外はマチマチ。
9月のハイテク株への利確売りから、まだ本調子ではないようです。
もうしばらく調整は続きそうです。
ではチャートを見ていきましょう。
両市場とも25MAを再び25MAに近づく形になっていましたが、NYダウは28000ドルを回復しており、25MAよりも上で推移しています。
NASDAQも11300ポイントを回復していることから、25MAよりも上に推移、10月6日の陰線の間で留まることができれば、来週は一旦、上値を狙う形になりそうです。
NYダウ、NASDAQの株価はこちらをご覧ください。
日経平均について
昨晩の日経平均先物は、23,500円(前日比+77円)で取引を終えています。
NYダウの大幅上昇の割には、23500円でピタリ…。
上値は思いたいとみていましたが、そこまでピタリと止まらなくてもと、思いますがw
為替は106円付近で推移していることから、このあたりの水準は織り込んでいるとみています。
下値に振れる材料にはなっていませんが、かといって上値を後押しするような材料でもありません。
今の日経平均の重荷になっているイメージを持っています。
日経平均の横ばい中は、個別銘柄にとって良い環境です。
5G関連、SaaS関連、医療関連も強いですね。
今日から始まる企業分析でも、先月のテクニカルと戦略で取り上げた国策銘柄を中心に見ていきたいと思います。
離コース以外の方は週末のコメントから追加していきますので、四季報や決算短信をチェックしてみてください。
本日の日経記事でピックアップしたいのは、こちらの記事です。
(ピックアップポイント)
・規制改革のスピードを上げる
・オンライン診療、遠隔教育の推進(地域創生)
・農産品の輸出促進(アグリテック)
・観光戦略(インバウンド、外国人労働者)
規制改革の先には、少子高齢化を見据えて動いているはずです。
各先には何が控えているのかを考えておくと「トレンドの息の長さ」が見えてくるのではないかと考えています。
それでは、本日の相場もZEN力で!