【朝の相場日誌】簡易版コロナウィルス(武漢肺炎)まとめ

朝の相場日誌




 

おはようございます。

 

米国市場のNYダウは、NY州でコロナウィルス(武漢肺炎)の感染者が増加したとの報道を受けて、969ドル安の26,121ドルに再度下落しています。

10年債の長期金利が1%を割れており、株式市場よりも安定している債券市場に資金が流れているようです。

また、金の価格も上昇傾向にあり、リスクオフの流れは続いています。

 

指数の影響でおもちゃになっているのが、航空機製造のボーイングと医療保険のユナイテッドテクノロジース。

 

コロナウィルス(武漢肺炎)について整理しておくと、

 

①「人、モノ」の移動に制約をかけてくること

→1、2、3月の業績は悪化する

→人の移動に関連するボーイングが大幅下落

→にもかかわらず、航空機会社であるデルタ航空に先日バフェット氏が投資を開始。底入り。

 

 

②インド、インドネシア、シンガポールなど熱帯地域では感染者数が少ないこと

→夏には収束する可能性が高いこと

 

 

③日本人の渡航を禁止している主要国は、インド。米国はまだ出ていない。

☆外務省HP「日本人の入国制限の国」(リンク)

 

 

④日本の感染死者は6名から急激に増加しておらず、国内の医療は機能している。

 

 

⑤国内の経済影響は、サービス業を中心に打撃は大きい。年度末が厳しい中小企業が出てくる

→自民党が政府へ経済対応を提言

☆木原誠二「新型コロナウィルスに伴う経済的影響への対応」(リンク)

 

 

 

新型コロナウィルス(武漢肺炎)の影響は大きいですが、時限的なものかなとみています。

ただ、1~3月までの実経済への打撃は深刻なもので、4Q決算発表では、下方修正をしてくる企業が増加しそうです。

 

また、年度末ということもあり、飲食店などサービス業を中心に事業継続が困難になってくる企業も増えてきそうです。

 

ライフスタイルの変化が加速されるキッカケにもなっているため、これからのトレンドを再度見直していくことが重要です。

 

 

指数の値動きとしては、下落圧力は強まっているようですが、下値は更新しておらず、「リバウンドと下落」を繰り返し、徐々にレンジが小さくなってくるのかなとみています。

 

 

今回はコロナウィルス(武漢肺炎)による業績悪化懸念での下げであり、4~5月付近には4Q決算発表時期になると実際に業績悪化でもう一段、投げられるのかなとみています。

 

このあたりの戦略については、今週の授業でしっかりとお伝えできればと考えています。

 

 

さて、日経平均先物は夜間に大きく下げましたが、朝方には下げ幅を縮小。

21,000円の下値は意識され始めています。

恐らく、新規から売り勢も、ここからのエントリーは勇気が必要ですね。

売りが売りを呼ぶパニックは収束してきそうです。

 

2月28日の大幅下落以降、出来高が徐々に減ってきており、板が薄いなか、超短期の自動売買が中心に売買がされると、どうしても日中足の値動きが激しくなる(高値と安値の差が大きい)傾向があります。特に米国市場。

このトレンドは長くは続かないため、翌日には収まりやすく、寄り天、寄り底に。

 

今は、バタバタと取引するよりも、米国市場で大きく下げると、下値比較で買いを模索。

上がると、寄り天で陰線が出ることが多いので、陰線の大きさで強弱を見極める。

 

チャートをしっかりと観察していきましょう!

 

ちなみに、俺たちの「6778アルチザ」は超好決算!

連続S高お願います!!

 

この時期に、デカいのが釣れたのは、色々な意味で大きいですね!

 

それでは、本日の相場もZEN力で!