【朝の相場日誌】個別と環境

朝の相場日誌




 

おはようございます。

 

昨晩の米国市場はNYダウが358ドル上昇、NASDAQ、S&Pも上昇しています。

4日連続高となっており、新型コロナの影響により止まっていた経済活動の再開を好感しているようです。

 

ただ、感染への第2波への懸念もあり、検査や医療体制などを含めて課題は残っています。

昨日、塩野義製薬も新型コロナウィルスのワクチン開発を始めるとありました。

ワクチン開発は各国、総出で頑張って欲しいですね!

 

テクニカル的には、ようやくNYダウも半値戻しの24,000ドルへ到達。

15年5月からのチャイナショックと大きく異なるのは、今回の下げ幅が大きいことと、18年、19年に投資に作ったポジションは全てマイナスになっていることです。

また、リーマンショックの流れをみると、15年以降はヘッジファンドが株式市場に流入しており、短期売買の方針になっているようでした。つまり、クレジットが膨らんでしまっており、それを規制するような形でFRBが利上げをした構図のようです。

 

つまり、バブルの終末期現象が金融市場で起こっています。

在庫調整の期間を考えても、NYダウなどの指標がこれから大きく伸びていく要素は、薄いかなと。

量的緩和をしても、それは爆発寸前(信用度が低い)のクレジット解消。つまり、火消しに使われるイメージです。

生産性が上がるところへの投資は、優先順位が高いところに入るイメージを持っており、全体が上がるというよりも、優先順位が高い銘柄がトレンドを作り、それ以外は、指数の買い支えによるリバウンド。

上値が重たいとみています。

 

この現象は日本市場だとより鮮明になってきそうです。

日経平均先物は、いまだに20000円を回復しておらず、日銀の追加緩和を受けても超えていません。

リバウンドで20,000円を超えるトレンドは続いていますが、昨晩の米国上昇にもついていけませんでしたね。

 

スケジュール的にもGW前、決算発表が本格化するシーズンですが、5月末に延期する企業が増えています。

5月GW明けの緊急事態宣言を観ようとの動きも広がっているようです。

一方で、5Gに絡むような技術を持っている企業の決算は好調。

クラウドサービスの企業も強いです。

 

また、SBG、ファストリのように決算が悪くても値嵩株(ねがさかぶ:株価が高い株)は、指数が買われるので、下値は固い動きとなっています。

 

見極めが必要ですね。

引き続き、決算発表が続きます。

大事にしたいのは、やはり「需要」。

 

 

引き続き、投資アイディアが自分なりに、しっかりしているところに攻めていきましょう!

 

 

 

〇本日の決算発表

 

・証券会社が多い日

・NECネッツ

・東京エレクトロデパ

・SCSK

・レザーテック

・キーエンス

・Aiming

 

 

本日の相場もZEN力で!