【朝の相場日誌】探り探り

朝の相場日誌




おはようございます!

昨晩の米国市場はNYダウ、NASDAQともに小幅な反発となりました。

6月の雇用統計は480万人増となり、市場予想の300万人を超えるサプライズになったことから、NYダウは一時480ドルの上昇となっていました。

失業率も13%から11%と改善していますが、二桁の失業率は続いており、実経済が新型コロナ発生前の状況に戻ることは難しいようです。

旧来型が多く含まれるNYダウは上値が重くなり、結果として92ドル高と上値を押さえられた形となっています。

 

この環境の中、EV大手のテスラが8%上昇し、上場来高値を更新。

時価総額(株価×発行株式数で会社の価値を表す指標)がトヨタを抜いて世界一位になりました。

テスラの自動車販売台数は36万台、トヨタの販売台数は1074万台で、比較すると1/30に過ぎません。

やや金融緩和によるバブル感は否めないのですが、今後の成長性を考えるとEV専業大手でモデル3の投入により、18年~19年にかけて販売台数が49.8%増と伸びていることから、成長性に期待が寄せられているようです。

 

 

 

 

日経平均先物について

 

日経平均先物は22,315円で取引を終えています。

前日比で169円高となっています。

上値が重たいが下値も固いといった値動きになっています。

今晩の米国市場は休場ということもあり、今日の値動きは小幅に推移しそうです。

 

また、昨晩は小型株が利益確定される値動きとなっています。

3月以降のマザーズをけん引してきたアンジェスなどバイオ関連株が、昨日のバイオンテックとファイザーのニュースにより、大きく下落しているのも個人投資家のマインドを下げているようです。

方向性に乏しい値動きが続いていますが、先々週くらいから書いている通り短期は利益確定の値動きとなっています。

材料に乏しい状況ですが、7月は2月決算の企業の決算発表が中旬以降から始まります。

緊急事態宣言の影響がどのように出てくるか、注目されそうです。

特に小売り系が多く発表されますので、3月~4月上旬に発表された本決算で強気だった銘柄(8194ライフCOなど)の下値がどのようになるのか、週足の移動平均などを参考に見ていきたいと思います。

それでは、本日の相場もZNE力で!

 

 

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