【朝の相場日誌】上値を探る

朝の相場日誌




 

おはようございます!

米国市場ではNYダウが続伸しています。

新型コロナ(COVID19)が感染拡大する中、大手銀行のウェルズ・ファーゴの決算発表は4~6月期は赤字発表、売上高にあたる純営業収益は前年同期比17%減と発表しています。

JPモルガン、シティグループは純営業収益(売上高)が増となっており、市場予想よりもよかったですが、シティーグループは純利益は73%減と大幅減となっています。

 

また、ファーゴ95億ドル、JPモルガン90億ドル、シティG79億ドルと、貸出先の個人や企業の信用力低下で貸倒引当金が市場予想より上回っています。

3行とも、景気後退局面はこれからで、倒産や破産はこれから増加してくるとみているようです。

ということは、銀行株の上値は重たくなり、けん引していく業界ではありません。

 

月足をみると納得の値動きとなっています↓

→3月までの下げは強く、そこからのリバウンドは弱いことが確認できます。

 

 

現在も、新型コロナ(COVID19)の感染拡大防止の規制がカルフォルニア州で始まったことも考えると、見通しは厳しくなりそうです。

この環境でNYダウが上昇してることに違和感を覚えている投資家は多いようです。

 

米国も日本も決算発表がこれから本格化していきます。

環境は大きく崩れていないため、個別企業の決算発表への期待で動いていきそうです。

 

 

日経平均先物について

 

日経平均先物は22,865円で取引を終えています。

NYダウとの相関性が強いですが、上昇幅は比較すると少し弱い印象です。

しかし、再度23,000円を狙っており、月曜日の大幅上昇からカウンターのように下げましたが、今日は高値を更新して始まりそうです。

決算発表を控えている個別銘柄は引き続き、注目していきます。

 

【重要】

◎最大のサプライズ人事、財務省主計局長に矢野氏

→主計局局長人事は、次の次官と呼ばれている財務省内でも重要なポストです。

今回、抜擢された矢野氏は主税局長から横滑りしてきました。ということは、数年後には増税に踏み切る方針が見え隠れしています。新型コロナ対策でバラまいた財政の立て直し目的に、消費増税してきそうですね。

 

それでは、本日の相場もZNE力で!