【朝の相場日誌】米ハイテク株の利確止まらず

朝の相場日誌




おはようございます!

8日火曜日の米国市場は、NYダウ27,500ドル(-632ドル)、NASDAQ10,847ポイント(-465ポイント)と大きく下落しました。

 

アップル、マイクロソフト、セルフォースが5%~6%下げておりNYダウの下げを引っ張っています。

また、テスラが21%下落、Zoom、フェイスブック、アマゾン、アルファベット(グーグル)も4~5%下げており、3月以降上昇をけん引してきたハイテク株への利益確定売りが止まりません。

 

7月~8月にかけて急上昇していたNASDAQ指数は、急角度で上昇しておりバブル化していましたが、今は適正価格を探りに調整していきそうです。

膨らんだバブルの下落は最初の下げが勢いが強く、落ち着くまでには4週間から6週間くらいかかりそうです。

 

当初のシナリオ、SQ92週金曜日よりも少し早い折り返しですが、これから1ヵ月くらいは調整になりそうです。

 

 

 

 

日経平均について

 

日経平均先物は、22810円(日中の日経比-454円)で取引を終えています。

米国に比べるとやや下げ幅が弱い日経ですが、想定の残り時間1ヵ月を考えると、3からの上昇幅に対して、半値くらいまでは調整幅として考えておきます。

 

本日の下値めどとしての参考値は、夜間に着けた最安値は22920円、また、月曜日の夜間に22,820円です。

 

〇日経トリオ

 

昨日のコメントで、少し長いスパンで見ると、15年から撤退した外国人の買い戻しが入る可能性があると述べましたが、そのために必要なことは規制改革です。

 

外国人が撤退を始めた時期は、アベノミクスの3本の矢の3本目の発表後とかなさなります。

3本目の矢は、国内人口に対する対策でした。

人口対策は長期的には必須の国策ですが、2年から3年の期間で変化するものではないため、外国人投資家は資金を引き揚げ始めました。

 

それから5年かが経過して、コロナ禍が発生して日本の首相が変わろうとしています。

内需喚起のため消費税減税をして欲しいですが、それは菅候補はしないことを明言しています。

一方で、2世、3世議員でないため、しがらみが少ないことを考えると、規制改革には期待できそうです。

 

〇菅氏優勢「大胆に規制改革」

 

日本市場が再度面白くなる要素はありますが、昨日も記載した通り、目先は総裁選は914日で、新首相指名までにはタイムラグがあります。

 

材料不足のこの間に、米国市場が大きく下落しているため、日本株も調整期間となってしまいます。

また、NASDAQが大きく下落していることを考えると、5関連やSaaSなどの小型の調整は続きそうです。

下値比較をしっかりとしながら、売買をしていきましょう。

 

3月~8月の間で、7月は少し苦戦しましたが、割と調子が良かった時期から難易度が高い時期に潮目が変わっています。

出遅れていたWDBココ、日本MDMなど医療系が動いていますが、注意して取引をしていきましょう。

短期系は現金比率を高めて、再度チャンスを待っていきます。

 

それでは、本日の相場もZEN力で!