漂う不透明感

朝の相場日誌




 

おはようございます!

24日木曜日の米国市場は、NYダウ26815.44ドル(+52.31ドル)、NASDAQ10672.27ポイント(+39.28ポイント)と小幅に買い戻されています。

ハイテク株を中心に買い戻しが入っていますが、弱い上昇です。

再度下落に注意が必要な状況となっています。

 

昨日あまり下げなかったツイッター、ZOOMが昨晩は売られています。

マイクロソフト、セルフォース、GAFAも反発していますが、下げなかった程度の上昇となっており、割安感からの買いというよりも、下値を固めれるかどうかといった値動きとなっています。

 

昨日発表された米失業保険申請者数増加しているなか、米政府、与野党との追加経済対策の遅れていることは、経済回復が更に遅れるとの見方が広がっているようです。

 

〇米失業保険申請者数87万件 ロイター

 

引き続き、個人消費の悪化は続きそうです。

これにより、旧来型産業の比率をみるとNYダウとNASDAQでは下値が固まる位置が異なりそうです。

ただ、これまでけん引してきたNASDAQもこれまでのようなバブル感があった値動きの反動を受けるため、もう少し調整は続きそうです。

過去の調整期間をみると2~3カ月が多く、10月~11月までは様子見ムードが続きそうです。

 

 

日経平均について

 

昨晩の日経平均先物は、23050円(前日比-38円)で取引を終えています。

※先物の価格は、9月末の配当落ち分が日経平均日で約120円安くなっています。

 

米国に比べて下げ幅が小さい日経平均、下げが弱いだけで上昇が強いわけではないようです。

為替が104105円台で推移しており、日銀短観想定レートで発表されている108円想定からは円高に振れています。

このため、輸出業を中心に業績悪化懸念があるため、上値は重たくなりそうです。

また、昨晩の脱ガソリンのニュースは、日本株の主軸である自動車産業にとって、向かい風となっています。

 

〇脱ガソリンで日本勢に逆風

 

今後の相場は、2015年のときのような全体の銘柄が大きく上昇するような力強い値動きは期待できないことを念頭に入れておく必要があります。

 

新型コロナにより個人の消費マインドが大きく変化しました。

また、米中対立が加速するなか、日本の首相も変わり社会構造も変化しようとしている大きなううねりを迎えています。

一定の個別企業にとっては、このうねりが大きなチャンスになり、これまで安定していた企業にとっては逆風になります。

2極化はさらに加速していきますので、しっかりと個別企業の成長性やポジションを見極めていきましょう!

 

ココちゃんのように、この状況でも大きく伸びる企業はあります。

 

ピンチはチャンス!

 

それでは、本日の相場もZEN力で!