おはようございます!
昨晩の米国市場は、NYダウ28494.20ドル(-19.80ドル)、NASDAQ11713.87ポイント(-54.86ポイント)と続落となっています。
NYダウは、新型コロナ感染拡大に伴い、英仏で外出規制が強まったことを受けて、一時28155ドルまで売られましたが、引けにかけて買い戻されています。
米新規失業保険申請件数が89.8万件と前週から増加しており、市場予想(約83万件)を上回ったことも、投資家心理を冷やす要因となっています。
後場には、追加経済対策についてトランプ米大統領が提示額を上積み、ムニューシン米財務長官が民主党に歩み寄りを示唆したことを好感して、買い戻しの動きとなっています。
市場関係者によると、現在の株価はバイデン勝利もある程度織り込んでいるのではないかとみられているとのこと。
色々と思惑が重なっているため、判断する材料としては難しいですが、このような話題が上がっていることを認識しておくと決断した後の軌道修正の速さが変わってきます。
ニュースをいろいろと取り入れると判断に迷うこと多くなりますが、情報を収集する目的は、2つあります。
「決断するため」
「軌道修正するため」
未来は不確定要素があります。
大切なのは対応していくことであり、決断後の軌道修正で新たな流れを捉え直すことです。
そのためには、大勢の意見と少数の意見にも耳を傾けておくことは重要です。
次に米国の個別銘柄についてです。
ハイテク関連への利益確定が続いているためか、上値が重たい状況が続いてます。
3月以降、成長株(グロース株)を中心に資金が集まっており株高をけん引してきました。
成長株が高値圏に来たことから、現在はこれまで伸びが弱かった割安株(バリュー株)資金が流れているようです。
NYダウが強く、NASDAQの上値が重たいのはこのことに起因しているようです。
また、米国市場よりも日本市場の方が堅調な理由でもありそうです。
とどのつまり、行き場を失った資金が循環しているためだと考えられます。
結論としては、ショック的な下落する蓋然性は低くなり、環境は横ばいが続くとみることができます。
NYダウ、NASDAQの株価はこちらをご覧ください。
◎NYダウ、NASDAQ市況
https://nikkei225jp.com/nasdaq/
日経平均について
昨晩の日経平均先物は、23515円(日経平均前日比+8円)で取引を終えています。
米国市場と比較して、割安とみられているためか、日本市場の下値は固いようです。
また、日経平均への寄与度が高いファーストリテイリングの決算で純利益が前期比で83%増となっており、2年ぶりに過去最高を更新する見通しを発表しています。
新型コロナの影響で売り上げが大きく下落する見通しでしたが、中国を中心に利益を倍増させているようです。
◎ファストリ、V字回復予想
コロナ禍の影響で服のカジュアル化が加速しており、柳井社長は世界最高のポジションにいると述べており、今後の展望にも強気です。
日経平均は堅調に推移しそうですね。
他の個別銘柄にも、決算に期待がされている銘柄は先回りして反応する流れが出てきそうです。
米大統領選など不確定要素は多いですが、今は個別銘柄の業績期待で株価は大きく変動しそうです。
決算発表で大きく動いた銘柄も2週間後に再度チェックするなど、短期売買でも書き入れ時になります。
これから11月末までは集中力を高めていきましょう!!!
それでは、本日の相場もZEN力で!