6月8日(金)の米国市場から今日の株式市場を考える

朝の相場日誌




 

 

おはようございます。

 

 

FRBの利下げに向けた発言、トランプ米大統領のメキシコへの関税を延期したことを受けて、米国の株価は戻り歩調となっております。

 

これを受けて、6月7日金曜日の日経平均終値は20,885円と110円高となりました。

指数は上昇していますが、18年10月以降に推移してきた範囲で日米は決定的な差があります。

それは、今年に入って1月から4月までの上昇幅です。

 

米国市場の戻りは場は10月高値付近まで戻していますが、日経平均は10月高値までの約半分しか戻しておりません。

 

日本市場が弱含んでいることは明らかなため、今後の値動きには注意が必要です。

 

上値が重たく背景として

 

①為替が108円台前半で推移していること

※トヨタの20年3月期の為替設定は110円

 

②20年3月期の計画発表後に米政府による対中貿易追加関税がスタート

 

③10月消費税増税がG20増槽会議で決定

 

 

総合的に考えると、やはり日経平均は弱含んでいると考えることができそうです。

 

 

5月20日高値から6月4日までの下げ幅は1,141円です。

今回の下げ幅の半値戻しは20,859円。

ちょっと抜けてきていますが、4月24日高値22,362円からの下げ幅からの半値戻しは21,300円付近。

20,859円を抜けても、上値が重たくなることを前提に組み立てていきたいと思います。

 

 

 

【6月7日(金)米国市場】

 

  • NYダウ   25,983.94ドル  前営業日比  +263.28
  • NASDAQ      7742.10    前営業日比  +126.55
  • S&P500       2873.34    前営業日比  +29.85
  • CME225(円建て) 21240円  日経比 +355
  • ドル円 108.20
  • VIX指数     16.30  +0.37
  • 米国10年債利回り 2.09%
  • 原油 54.04
  • フィラデルフィア半導体 1378.81