米中協議の決裂回避で買い戻しも、上昇力は弱い

朝の相場日誌




【5月10日(金)米国市場】

おはようございます。
米中通商協議の決裂が回避されたことを受けて、買い戻されいます。
売上高の成長が一巡しているアップルやインテルの戻りは弱く、1.39%の下落しています。
米国市場でも個別銘柄により強弱が出てきているようです。

 

  • NYダウ   25942.37ドル  前営業日比  +113.97
  • NASDAQ      7916.94    前営業日比  +6.35
  • S&P500       2881.40    前営業日比  +10.68
  • CME225(円建て) 21,530円  日経比  +145
  • ドル円 109.75
  • VIX指数    16.04  ‐3.06
  • 米国10債利回り 2.47%
  • 原油 61.42
  • フィラデルフィア半導体 1478.87

「私の相場観」

今日の日経平均21,255円円くらいから始まりそうです。
CMEの終値は21500円付近だったのですが、朝8時12分現在では売りが先行しています。
今朝は寄付から下値を試す値動きになりそうです。
下値のめどとして、10日の安値21,175円と日経先物の夜間の安値21,060円の価格での値動きに注目したいと思います。

 

トヨタの20年3月期の為替設定が110円ということもあり、現在は円高に振れると日経平均は敏感に動く時期だと考えられます。
現在のドル円相場は109円で推移しています。

さて、先週に引き続き決算ウィークです。

今週は小型銘柄の決算発表が多いため、成長が期待されるような銘柄の発表前後の値動きに注目したいと思います。

また、先週までの決算で大きく動いた銘柄がどのような値動きになるのか監視レベルを引き上げていきたいと思います。

それでは、今日の相場もZEN力で!

がんばっていきましょう!

「ピックアップ」

 

出典 日本経済新聞

本日の日経一面記事です。

先週の決算短信をいろいろと読んでいますが、19年3月期は増益になっている企業は多いです。

上期の19年3月期の為替設定が106円だったための差益や米国の法人減税などの影響があり、売上高の伸びは下期に減速しています。

20年3月期は米中貿易摩擦の影響が通期(一年を通して)出てきていることや通期の為替設定がトヨタの110円としているなど、為替差益のアドバンテージも少ない状況です。

今後は、成長期待と成長鈍化の2極化が激しくなってきそうです。