米経済指数が予想よりも悪化 失速懸念が広がる

朝の相場日誌




 

おはようございます。

2日(水)米国市場は、3指数とも大幅下落となりました。

 

製造業や雇用関連の指数が低調な内容となってしまい、米中貿易摩擦が米経済に影響を与え始めているようです。

雇用に関して、9月の全米雇用報告は、13万5000人増となり、エコノミスト予想の14万人増を下回りました。

先行きに不透明感が広がっており、企業が採用に慎重になり始めているとみられています。

 

また、航空機の補助金に関して、米国と欧州が対立していました。

今回、世界貿易機関(WTO)が、米国が欧州製品への輸入関税を75億ドル相当かけることを承認し、新たな貿易摩擦の火種となりそうです。

昨日の値動きは厳しい形から、下げ幅を拡大。

NYダウのレンジは27,000ドル~26,500ドルのレンジから下離れしました。

 

10月に入り上値が重たい展開が続いており、少し悲壮感が漂い始めました。

下げ幅が加速することも考えられるため、新規ポジションは少し手控え、短期ポジションはある程度のロスが出たとしても、整理を考えています。

 

 

日経平均先物について

米国市場シカゴCMEは21,390円と409円安となっています。

想定レンジは22,000~21,000円。

今回の下げ幅も想定内ですが、目先の下値レンジは21,500円を少し下げ幅が強いようです。

 

 

火曜日のコメントですが、

 

「今日は上値を追う展開になりそうですが、8月のように寄付からダレてくるかなぁとみています。

19日からの一旦下げのパターン(下がる途中も一時的に反発して上がる形)を作りそうかなと」

 

やはり、ある程度想定内の値動きです。

 

ただ、想定よりも下げ圧力が強まったため、レンジ相場が続くとみていましたが、一旦下振れするかもしれません。

 

これから10月末から決算が本格化してくるため、それに向けて個別銘柄がどのような形を作っていくのか、監視していきたいと思います。

 

それでは本日の相場もZEN力で!

 

ピンチはチャンス!

 

 

~メモ~

※日電産の為替設定105円(7月発表現在)

※トヨタの為替設定110円→106円に変更

 

【10月2日(水)米国市場】

NYダウ     26,078.62ドル  前営業日比 -494.42

NASDAQ      7785.25     前営業日比 -123.44

S&P500       2887.61     前営業日比  -52.64

CME225(円建て) 21,375円  日経比 -404

ドル円 107.17

VIX指数    20.56
米国10年債利回り 1.60%

原油 52.56

フィラデルフィア半導体 1519.77