【朝の相場日誌】日米格差

朝の相場日誌




 

おはようございます。

 

※先週の「今日の相場日誌」を加筆引用しています。

 

金曜日の米国市場はNYダウが700ドル上昇して続伸。

NASDAQ、S&Pも上昇しています。

 

先月から停止している商用機の生産を来週から開始すると発表したボーイングが急伸して、NYダウをけん引。

 

バイオ製薬世界2位のギリアド(インフルエンザの抗ウィルス剤開発事業が中心)も治験薬「レムデシビル」が新型コロナ感染症患者の治療で効果があったと報道され10%上昇しています。

 

下落したのはアップル。

ゴールドマンサックスが、ロックダウンの影響から同社のiPhoneの出荷が3Qに36%落ち込むと予想しています。

 

ただ、ボーイング、アップルのチャートを比較すると、3月の下落幅に極端な差があります。

ボーイングは大きく上昇していますが。厳しいですね。

一方、アップルは下げ幅は小さく、afterコロナを考えると、強みが残っている企業とみられているようです。

 

「ボーイング 日足チャート」

 

「アップル 日足チャート」

 

※比較すると違いが一目稜線ですね!

ハイテク関連と製造業の差が顕著に表れています。

 

 

続いて、日経平均先物です。

CME225の終値は19,580円となり、金曜日の終値比で317円マイナス。

また、今朝のCMEでは下げ幅を少し拡大しており、19500円付近です。

20,000円の壁は厚く、業績期待で買いを入れる勢力が不在。

 

GW前&決算発表本格化を控えた様子見ムードで取引量が減少しているなか、日銀の買い入れが控えており、急落の恐れは少ないようです。

一方、新型コロナ感染拡大による緊急事態宣言の拡大により、さらなる国内消費が減少が続くため、企業業績悪化の懸念は強まっています。

 

また、業績トレンドで買い入れをしてくる外国人は、2月から連続で売り越しが続いており、先週ようやく買い越しとなりましたが、強きトレンドの時と比較して1/5程度の買い入れ額となっています。

外国人の日本株買いの意欲は低いようです。

 

現在、上値は重く、ジリジリと下げていることから、GW明けの相場へ警戒心を強めています。

 

 

「先日のコメント」と通り、上値の見極めと同時に、現在伸びている短期用の買いポジションの利確を考えていきます。

 

 

~【参考】先週木曜日のコメント~

 

時間と共に20,000円の壁の厚みが増すイメージでいます。

今日の下落後、今週から来週にかけてもう一度20,000円をチャレンジする動きになれば、そこで一旦リバウンド相場のピークとみて、ポジションを調整するのが基本方針としています。

 

ヘッジを入れるタイミングとしても狙いを定めようと思います。

ただ、GWを持ち越すのは、コントロールできないことから、非常に難易度が高く、無理を局面ではありません。

 

 

引き続き、投資アイディアが自分なりに、しっかりしているところに攻めていきましょう!

 

 

〇本日の決算発表

 

週末から本格化してきます。

分析をしっかりしていきましょう。

それでは、本日の相場もZEN力で!

 

 

【お知らせ】

毎週金曜日の米国市場の内容を踏まえて、週末の「今日の相場日誌」を土曜日に記載をいたします。

来週より、月曜日の「朝の相場日誌」は休刊日とさせていただきます。