【朝の相場日誌】THE 2極化

朝の相場日誌




 

おはようございます!

昨晩の米国市場は、正に2極化!

NYダウは361ドル下落、NASDAQは55ポイント上昇しています。

おまけに、NYダウ構成銘柄では、マイクロソフト、アップル、IT化に成功した小売業のウォルマートが上昇、ボーイング、ユナイテッドヘルスが下落に寄与しています。

 

2極化の背景には、米国南西部を中心に新型コロナウィルス(COVID19)の感染者数が拡大しており、フロリダ、カルフォルニアでも増加傾向にあるため、シャットダウンが検討され始めていることが挙げられます。

 

乱高下が激しい旧来型産業と安定して伸びているハイテク企業。

比較するとハイテク企業の方が人気が上がりそうですね。

テスラが調子よいですねぇ。

中国での業績期待が背景にはありそうです。

EVの需要に関しては、3626TISの分析をするとなるほど、5Gの世界観では確かに納得できるものがあります。

テスラが上昇しても電池を供給しているパナソニックが上昇しないのが、付加価値の差なんだなと、つくづく実感しています。

パナソニックは、テスラに独占供給の話でしたが、テスラ側が中華系電池メーカーにも発注することを決めたことは大きいですね。

テスラとしても、中国市場での伸びが今後の成長トリガーであるため、中華系電池メーカーと組むことは致し方ありません。

ちなみに、中華電池メーカーは日産系の電池企業を買収して大きくなっています。

 

今後、中華系による日本企業の買収は進んでいくかもしれませんね。

特に半導体系は、欲しいと思います。

あとは、法律による保護が対抗手段なのですが、米大統領選で共和党から民主党になると、法律による保護も期待ができなくなるかなぁ、なんてみています。

 

情報には、発信者のポジションが反映されることが多々あります。

ニュースを見聞きするときも、歴史的背景や直近の流れを考えておくと次の未来を少し予測というと、大げさかもしれませんが、少なからず「確度の高い仮説を立てる」ことはできるようになります。

 

 

日経平均先物について

 

日経平均先物は22,395円で取引を終えています。

NYダウとNASDAQのどちらについていくか。

これをしっておくと、イメージがしやすくなります。

 

もちろん、225種の平均値ですから、旧来型産業の比率が高い日経平均は、現在NYダウとの連動性の方が高いとみることができます。

134円安となっており、上値は重たいですね。

 

ただ、NASDAQが上昇していることから、個別銘柄はハイテク関連や日本独自の新型コロナ補助金による期待感があるため、伸びる企業は出てきそうです。

 

ちなみに、本日は小売り関連の決算発表が出てくるため、注目が集まりそうですね。

ライフCOなんかがどのような値動きになるのか注目したいと思います。

 

それでは、本日の相場もZNE力で!