NYダウ473ドル下落。個別銘柄への影響は? 

朝の相場日誌




【5月7日(火)米国市場】

おはようございます!

米中の貿易摩擦の激化を懸念して米国市場は大幅下落となっています。

トランプ米大統領の発信で米中通商協議が大幅に長引くとの懸念が広がっているようです。

米中貿易摩擦の敏感株であるボーイングが3.87%下落しており、NYダウの大幅下落に寄与しています。また、ハイテク関連株も軟調でした。

 

米国で取引されている日本株(ADR)ではコマツ、シャープ、ソフトバンクの下落が目立っています。

 

  • NYダウ   25965.09ドル  前営業日比  -473.39
  • NASDAQ      7963.76    前営業日比  -159.53
  • S&P500       2884.05    前営業日比  -48.42
  • CME225(円建て) 21650円  日経比  -274
  • ドル円 110.24
  • VIX指数    19.32  +3.88
  • 米国10債利回り 2.46%
  • 原油 61.57
  • フィラデルフィア半導体 1506.32

 

 

「私の相場観」

米国市場は大荒れとなっています。
これを受けて、日経先物は2165円付で現在推移しています。
ドル円の為替は110円半ばで推移しています。

 

※19年3月期の為替設定は106円が多い

 

米アップル、韓サムスンの決算と米グーグル、米フェイスブックの決算などを比較すると大きな企業間にも明暗が出てきています。

 

投資してきたものが形になってきているのか。

 

売上高などの伸びをみていくとわかりやすいですね。
環境は悪化していますが、各企業の今後の成長性を分析することにより、長期的に伸びるという企業の下げ幅は小さく、一巡感が出てきている銘柄には下げた後の上昇力が弱くなります。

 

どこに期待して株を買っているのかを明確にすることと、「撤退」の投資判断が重要になってきます。

 

それでは、今日の相場もZEN力で!
がんばっていきましょう!

 

「ピックアップ」

(出典 日本経済新聞)

欧州は中国経済への依存率が高いですね。日本の自動車企業との大きな違い商圏にありそうです。

 

日本企業にとっての脅威は中国の自動車企業が高機能低価格の自動車を作れるかどうか。

 

EVにシフトしていくことは日本自動車企業のアドバンテージがなくなります。

 

しかしながら、現時点では電気自動車(EV)が普及しない要因があります。

 

それは、充電回数と電池寿命がトレードオフの関係にあることです。

走行距離と電池寿命の問題があるため、液晶テレビやスマホのように技術で先行していた日本企業が新興国企業にシェアを奪われるまでの時間は長くなりそうです。

 

この時間にどのような展開をしていくのか。

トヨタ自動車などの動きをみていくと面白いですね。