【朝の相場日誌】7割経済の内訳

朝の相場日誌




 

おはようございます。

 

 

今日の注目点は21,000円。

20,500円付近の上値抵抗を抜けたので、少し直線的な動きになりつつあります。

政府の緊急事態宣言解除に伴い、経済活動再開への期待感が膨らんでいるようです。

また、世界各国で景気刺激策が発表と少しづつ経済再開が始まっていることも背景にはあります。

 

昨晩の米国市場は休場でしたが、日経平均先物が233円上昇、20970円まで上昇しています。

米国市場がない夜間取引でこれほど上昇するのは珍しいです。

 

実経済に深刻なダメージがあるなか、コロナショックの戻り相場が続いています。

今日の日経新聞の記事にありますが、afterコロナの個人や企業の投資先や消費活動は大きく変化していきそうです。

 

〇「7割経済」向き合う企業(日経新聞)

 

 

 

守コースの第1回の授業でも取り上げましたが、「消費額の低下≒収入額の低下」です。

政府の資金援助が低下した消費額の穴埋めに使われています。

パニックを終息させるためには、資金援助は有効な手段です。

一方で、回復したとしても「7割経済」の投資される優先順位をしっかり考えておく必要があります。

 

 

ヒントになるのは、「未来編集會」でも繰り返しやった「5G」。

それと今回のCOVID19で爆発的に伸びたのは「EC市場」です。

また、サーバーやソフトなどの本体を購入する必要がないSaaS市場も大きく伸びています。

 

日経平均とNASDAQやマザーズのチャートを比較すると一目瞭然です。

 

 

それでは減る3割はなにか。

今回の記事では「車」があげられています。

もう一つは、「訪日外国人(インバウンド)」です。

 

訪日外国人需要に関連する事業の回復は時間がかかります。

ちなみに、星野リゾートの星野社長は回復に1年8カ月かかると予想しており、その間も近隣への旅行から徐々に輪が広がってくるとみています。

 

「消費額の低下≒収入の低下」は当然、企業にも当てはまるため、「車、訪日外国人需要関連」の上値は重たくなりそうです。

 

7割経済であれば日経平均も上値が重たくなると考えて、私も何度かヘッジ売りを試しましたが、ことごとく…。

先週から方針を転換して、買いもヘッジ売りも個別企業に変えるようにしました。

 

 

先週のコメントから

①企業業績に裏付けされトレンド発生の銘柄を買い方針

②業績悪化で上値が重たくレンジ相場のような動きになっている銘柄は空売り方針

 

 

本日の相場は21000円付近が攻防とみていいます。

COVID19前が「10割経済」としたら、これからは「7割経済」。

相場は行き過ぎる傾向はあるため、+500円の余裕をみて、注目していきたいと思います。

 

 

本日の相場もZEN力で!

 

 

〇本日の決算発表