7月9日(火)米国市場から今日の値動きを考える

朝の相場日誌




おはようございます。

米国市場は3指数とも続落しています。

 

引き続き、米国市場は利益確定売りと上昇の原動力だった利下げ期待に少し警戒感が出ているようです。

 

米アップルが2%下落しており、上値が重たくなっている要因のようです。

アップル株下落の背景にはアナリストがiPhoneの低調を指摘。投資判断を下げたことが考えられます。

 

米ボーイング(飛行機)について、墜落事故を起こした小型機の購入契約をサウジアラビア航空が取り消したニュースが入っています。

 

同社は1.3%下落しています。

 

米国を代表する製造業への期待感は膨らみにくい状況のようです。

 

米国10年債利回りは2.01%の水準でとどまっており、FRBが利下げをしなければ、逆イールド懸念が再燃してきそうです。

 

 

 

さて、日経先物についてです。

昨日14時に21460円の安値を付けました。

夜間に少し戻しています。

 

一時21650円を超える場面がありましたが、その後押されて、21,585円で取引を終えています。

 

 

21700円付近から、少し上値が重たくなっています。

月足の移動平均線付近に近づいているため、上値が意識されているようです。

昨日の夜間に21,670円の高値を付けて下がっているため、少しづつ上値が重たくなっているようです。

 

 

下値は13線(21,450円付近)を先週越えたためマインドは回復傾向にあり、底堅くなっています。

昨日は一時、21,460円まで下落してきており、下値ラインが意識されるかが、今後の注目ポイントとしてみています。

 

今週金曜日はSQ(先物清算)。

現在は、材料不足で出来高も減ってきています。

ちょっとしたことで相場の雰囲気が変わる弱含んだ相場です。

このような弱含んだ相場の場合、SQなどのキッカケで変わることがあります。

今週の値動きは注意が必要です。

 

 

個別銘柄はこれまで調整したものが、面白い形になっています。

また、上昇してきた銘柄がやや上値で失速してくる値動きも見られました。

投資の時間軸に注意して資金管理を丁寧にすることが大切です。

 

それでは本日もZEN進あるのみ!

 

 

~メモ~

現在の為替は108円。

※トヨタの為替設定は110円。

※6月の外国人投資家動向は5241億円の売り越し。

 

 

 

 

 

【7月8日(月)米国市場】

 

NYダウ     26806.14ドル  前営業日比  ‐115.98

NASDAQ      8098.38    前営業日比  ‐63.41

S&P500       2975.95    前営業日比  ‐14.46

CME225(円建て) 21,580円  日経比 +46

ドル円 108.72

VIX指数     13.28  +0.71
米国10年債利回り 2.01%

原油 57.57

フィラデルフィア半導体 1450.41