【朝の相場日誌】スタバと半導体

朝の相場日誌




おはようございます!

米国市場は3指数とも下落となりました。

NYダウ構成銘柄の工業製品のスリーエムの決算発表は、4~6月期の売上高と1株利益が錠予想に届きませんでした。これを受けて約5%下落しています。

また、ハイテク株に利益確定売りが出ており、NASDAQは小幅下落となっています。

 

米スターバックスコーヒーは4-6月期の売上高は40%減も、市場予想42%減よりも良かったようですが、売上高40%減とは、飲食店は厳しいですね。

 

一方、半導体最大手のアドバンテストマイクロデバイセズ(AMD)の売上高は26.1%増と好調。

業種で明暗を分けています。

 

これを見ると明らかに、成長性を重視して注目していく必要がありますね。

現在、為替は104円と円高に振れています。

EUが新型コロナ(COVID19)の復興基金で債券を発行することで合意したことを受けて、ユーロ高が進み、ドル安につながっています。このあおりを受けて、円と金の価値が高まっている流れです。

米国が自国内経済回復を最重要ポイントにおいており、ドル安を容認していることも考えられます。ただ、日銀の緩和中であるためある程度のところで為替は落ち着くとみています。

メモしておくことは、企業の想定レンジは107円であり、輸出系の企業は7-9月期は利益を下方修正する必要が出るかもしれません。

自動車メーカーにとっては、厳しい環境が続いています。

一方、半導体関連メーカーにとって、円高は向かい風ですが、それ以上に需要の追い風が強いようです。円高の影響でやや売られたとしても「弱い下げ」になりそうですね。

 

〇日産は今期無配の方向

 

ちなみに、日産自動車は19年12月に大きく下落して、高配当銘柄として注目を集めた時期がありました。

注意しなければならいことは、いくら高配当になったとしても、業績が悪いと立て直しを優先するため、当然、配当金はなくなります

株主は、企業がなくなればゼロになりますから、業績が回復するためには無配も受け入れなければなりません。

当たり前なことなのですが、無責任なニュースやコメンテーターなどは、都合の良い情報を切り取って流すことがあります。

 

同じ高配当銘柄を狙うなら、昨年末ごろに企業分析をした菱洋エレクトロのように業績もよく、高配当な企業に投資した方がよっぽど良いです。

(注意 現在は高値圏ですので、待ちです。

 

景気後退局面では業績が悪化すると再上昇するエネルギが不足すため、元の価格まで戻ることが難しくなりやすいです。

新規に買う銘柄を選ぶ際も、選んだ企業を見切る際も、重視していきましょう。

 

 

 

日経平均先物について

 

日経平均先物は22,520円で取引を終え、137円安となっています。

米国市場の軟調な動きと円高を受けて小幅下落となっています。

本日は、前場の下げ幅が少ないと、後場から下げが急速に強くなるかもしれません。

ちょっと、警戒しておきます。

ただ、好決算銘柄や成長株で決算発表前の銘柄の下値は固いとみています。

個別銘柄の各期待感が重要になりますので、チャートや業績を分析して攻めていきたいと思います。

 

 

◎決算発表スケジュール

 

今日の注目は、エムスリー、PALTEK、キューブシステム、GMOペパボ、イーブックなどがあります。

 

それでは、本日の相場もZNE力で!