【朝の相場日誌】雇用統計の反映はずれる

朝の相場日誌




 

おはようございます。

 

昨晩のNYダウは469ドル上昇し、21,413ドルとなりました。

3月雇用統計のエコノミスト予想が発表され、雇用者数は前月比で10万人減少と2010年以来の減少が良そうされています。

 

ただ、新型コロナ(武漢肺炎)感染拡大を防ぐ、外出自粛が本格化した20日以降の数値が反映されていないため、4月、5月の発表まで悪化する指数が出て来るだろうとみられています。

 

また、下落が止まらなかった原油は、サウジなどの産油国と減産が合意したと伝わり、上昇しています。

これにより、経営危機が騒がれていたシェールガス企業も落ち着きそうです。

 

 

NYダウ構成銘柄をみると、ボーイング、ユナイテッドヘルスは続落しており、新型コロナの影響による企業への打撃は続きそうです。

 

 

昨日、続落した日経平均は、夜間に17520円を付けたのち、反発。

18,000円を回復しており、下値は徐々に固まっているようです。

 

ただ、昨晩から新型コロナウィルス感染者が増加しており、各自治体も外出自粛を要請し始めております。

それを受けて、小中高の学校も休校期間が伸びており、企業への影響は現在よりも大きくなりそうです。

ムードが変化する材料が少なく、コロナへの関心が徐々に薄れて、売買高が減ることが最良なのですが、感染拡大を受けて、関心は更に高まりつつあります。

もう少し、相場は荒れそうです。

 

ヘッジ出かけていましたが、現在の戻り上昇も少し空売りの方針を強めています。

一方で、5G関連と医療ICT関連は注目していきます。

 

ちなみに、最近話題に事欠かない9984SBGについて。

スプリントとTモバイルの合併完了。

SBGの連結子会社だったスプリントは、SBG全体の負債総額17兆円うち4兆円の負債となっていました。

 

今回の株価下落、孫さんの保有株の銀行への担保が40%を超えるなど、資金繰りに黄色信号が点灯しました。

 

そこで、虎の子であるアリババ株の売却益で、自社株買いを行い市場価値を高める方法へ。

この方法に待ったをかけたのが格付け会社ムーディーズ。

 

財務への懸念が他の投資家にも広がるのを防ぐため、スプリントの合意を早める。

 

17年9月23日のニュース

〇ソフトバンク40~50出資、米携帯2社統合

 

この記事をみると、新会社の株式保有は40~50%で交渉していたようです。

 

しかし、今回はSBGは、なんと24%のみ。

合弁による有利子負債削減を優先して、交渉を早めたとみています。

さすが、判断が速い孫さんです。

ただ、相当な焦りも感じられます。

 

現在、新型コロナの影響が長期化しています。

これを考えると、新興国のスタートアップ系の経営は一段厳しくなるのかなぁとみています。

 

ということで、マイナスの空売りポジションは放置してみます。

 

 

本日の相場もZEN力で!

 

 

追伸、新型コロナへの各行政機関の対応を受けて、今週末に、来週の授業の開催方法を発表いたします。