【朝の相場日誌】米国株調整へ

朝の相場日誌




おはようございます!

金曜日の米国市場はNYダウ、NASDAQは反落となりました。

NYダウが730ドル下落し、NASDAQは259ポイント下落しています。

 

テキサス州などが、COVID19の感染拡大の防止を目的に一部経済活動の規制を強化したことを受けて、ボルカールール規制緩和期待で上昇していた金融株が売られています。

また、これまで上昇力が強かったハイテク関連にも利益確定の売りが出ているようです。

 

経済活動の規制の内容は、テキサス州では、バー営業はTAKEOUTのみ、レストランの収容人数を50%以下に、フロリダ州では、バーの飲食を禁止などです。

東京でも感染者数が繁華街を中心に伸びてきていることから同様の規制が入る可能性が出てきています。ただ、現在は都知事選とういこともあり、期間中は規制は入らないとみています。

 

このような環境のなか、マイクロソフト社の決断は凄いですね。

◎マイクロソフトが直営店全店閉鎖へ

 

 

アップルストアに対抗するため、かなり力を入れていたのですが、オンラインへ移行するようです。ビデオツールZOOMとも提携していることから、1対1のサポートなど充実させて実店舗とはまた違ったサービス提供を模索していきそうです。

 

 

全体としては規制緩和により、もう一段上昇を想定していたのですが、ここにきて新型コロナ(COVID19)による経済活動規制が出るとは…。

 

◎米国の新型コロナ感染者、米国で250万人を超える

https://www.afpbb.com/articles/-/3290721

 

NASDAQやハイテク株は利益確定売りとみることはできますが、旧来型産業は厳しい状況が続きそうです。NYダウは上値は厳しくなりそうです。

 

 

 

日経平均先物について

 

日経平均先物は22,230円で取引を終えています。

金曜日の日中は、米国内の規制緩和の影響を受けて、上昇しましたが、22,500円を回復していました。その後、米国株の下落を受けて282円安となっています。

 

米国市場と比較すると日経平均の下げは弱かったです。

米国内と比較すると日本での感染者数の伸びは低く、経済活動が再起動しているためとみられています。ただ、本日の値動きには注意が必要です。

特に前場(午前中)の下げ幅が少ない場合は、日銀の買い入れがはいらないため、後場(午後)に

下げ幅を拡大するパターンがあります。

 

米国時間であまり下げなかったことから、今日はこのパターンが出現しやすいのではないかとみています。ただ、大きな下落になるというよりも13週線(20,800円)付近までの調整は十分に考えられ、木曜日の「今日の相場日誌」でヘッジの空売りについて記載しましたが、現在の状況は保険を掛けたくなる状況です。

 

米国で感染者数が伸びていますが、日本国内は都知事選中で、対策が打ちづらいということもあり、米国と少しズレが発生しています。この差が今後、経済回復の遅れにつながるキッカケになることも考えられます。

 

個別株の値動きにもバラつきが出てきやすいため、各銘柄の成長ストーリーと保有期間に注意していきましょう!

 

 

それでは、本日の相場もZNE力で!