【朝の相場日誌】相場の分岐点となるか

朝の相場日誌




 

おはようございます!

10日木曜日の米国市場は、NYダウ27534ドル(-405ドル)、NASDAQ10919ポイント(-221ポイント)と再度下落となりました。

 

水曜日の上昇分下げており、買いの勢いは弱まっていることが確認できる形になり、ハイテク株の調整は続きそうです。

調整は46週程度は調整しそうです。

 

ちなみに、NASDAQはこれまで2カ月程度の調整となるパターンが多く、現在から数えると、ちょうど11月付近の米大統領選の時期になります。

バイデン陣営が大企業からの徴税を検討をしていることを考慮すると、積極的な買いは弱く、様子見ムードや利益確定売り、ヘッジ売りが多くなりそうです。

 

ただ、GAFAM、ネットフリックス、ツイッター、Zoomなどのこれまでの上昇をけん引してきたハイテク銘柄は、新型コロナ以降業績を伸ばしています。

NASDAQ指数の下げ幅よりも、弱くなりそうだとみています。

 

ここ2カ月は下げがどこまで行くかは、わかりませんが、上昇力が弱まる確率は高いため、慎重に行きましょう。

また、大統領選が終わって、11月以降にリバウンドした際、その上昇力が弱ければ、次の下げは大きくなる可能性があります。

業績好調な銘柄の下げは環境についていかなくなるとみていますが、今回の米国分でいうとテスラのように、業績成長期待の時間軸が長いものは、数年分の期待を今回使っているため、調整は長引きそうです。

 

良い悪いかは別として、今期、来期といった短期の業績変動で大きく動くのが現在の相場の特徴です。

今回のように大相場になると業績関係なしで、期待感が先行して上昇してしまいますが、業績成長が期待と乖離している銘柄は調整が長引くとみる用意していきましょう。

今回でいえば、テスラですね。

 

 

 

日経平均について

 

日経平均先物は、23020円(日中の日経比-183円)で推移しています。

 

12月物は9月末に中間配当があるため、日経平均と日経平均先物とは価格に160円くらいの差が出ますので、ご注意ください。

 

特に8月以降、米国市場との連動が弱くなっています。

昨晩の米国市場の下落にも、日経平均先物の下げは限定的でした。

自民党総裁選から解散総選挙までは、なんとか持たせたいのが政府の思惑でしょう。

 

本日の始値はメジャーSQ(先物の清算日)で、12月物がスタート本格的に動きます。

122週金曜日までには、11月の大統領選、決算発表が控えており、9月、10月は買いは弱くなりそうです。

特に9月の配当落ち後の10月は気を付けたほうが良いかなとみています。

 

これからの注目される値段はSQ値の価格となります。

個人的には、上値は重たくなるとみているため、ヘッジを入れるタイミングとして今日は注目していきます。

 

個別銘柄の買いも行きたいのですが、今の環境だとなかなか、思いっきりはいけないですね。

3月からの新型コロナリバウンド相場は一巡しているため、確度の高い銘柄や投資アイディアが出るまでは様子見ムードでいきます。

 

それでは、本日の相場もZEN力で!