【朝の相場日誌】金融政策

朝の相場日誌




 

おはようございます!

昨晩の米国市場は3指数とも上昇しています。

チャートとしては、25MAをタッチして、下値を探っているようです。

 

FRBが社債購入プログラムに関する発表を受けて、再度緩和マネーへの期待が膨らんでいる様子です。

銀行が保有している社債を買い取ることになるため、金融株を中心に上昇しています。

 

注目すべきは、2極化。

COVID19前後で業績が悪化、成長したかどうかを軸に観ていきましょう。

チャートは大きな需給の流れを捉えることができます。

今回は、NYダウとNASDAQを比較すると、3月の下げ幅、現在の上げ幅に違いがあります。

 

〇コロナと企業(日経新聞)

 

こちらの記事にも「デジタルで明暗」とあるように、今後の成長のポイントは「IT活用」です。

ちなみに日経平均がNYダウ、NASDAQと比較して、もともと18年から上値が重たくなっていたのは、日米のGDPの差、人口と平均年齢の差、225種と30種の選抜の差など考えられますが、やはり日本は自動車関連の製造業の比率が高いことが挙げられます。

 

希望と現実、懐古と進化。

 

複雑な気持ちもありますが、これから進化する製造業に希望を抱きながら、直近は業績の良し悪しで判断していきます。

 

ちなみに、今日の日経新聞で「燃料電池」に関して面白い記事がありました。

 

〇トクヤマ、燃料電池発電機を実証運転

 

一般家庭145世帯分の電力を供給できるようです。

この発電機が主力になれば、エネルギー改革になります。

今度のトヨタが社運をかけて作るスマートシティは面白くなりそうですね。

 

ただ、希望を感じる技術なのですが、現実として業績に反映するのは数年後。

投資対象としての優先順位は上がりません。

 

むやみに、飛びつくのではなく、業績への寄与の時間軸を整理することが大切になってきます。

 

 

日経平均先物について

 

FRBの追加策による米国株高を受けて、先物は夜間に買い戻されて、22,000円まで回復しています。

昨日の後場から下落により、25MAまで下げていたため、反発が入りるとみていましたが、リバウンドしています。

両国の中央銀行の施策には注目しておく必要があります。

23110円の夜間の高値があり、現実としては23,000円を超えたところから落とされています。

このことを考えると上値は重たくなるとみています。

緩和マネーはまだジャブジャブですが、各企業への期待感には差があります。

高値を更新していく銘柄と上値が重たくなる銘柄を見極めていきたいところですね。

そのヒントになるのが「未来年表」です。

明日は未来編集會ですので、是非、皆様も記入を進めてください!

 

 

それでは、本日の相場もZEN力で。