【朝の相場日誌】緩和マネー

朝の相場日誌




 

おはようございます。
NYダウは369ドル上昇し、24,575ドル。
また、NASDAQ、S&Pも上昇しています。
昨晩は米モデルナの治験データへの信憑性へ疑いがかかったことにより、COVID19のワクチン開発への失望感もあり、売られていました。
ただ、米国全土で制限が段階的に解除されており、経済活動再開への期待感が膨らんでいるようです。
大切なのは、FRB(米連邦準備理事会)では、参加者が追加緩和検討で一致したことが、報道されていることです。
経済の落ち込みは、激しいものになっていますが、それにより金融緩和が打ち出されるため、行き場に困った資金が株式市場に流れてきています。

 

不景気になるのに、株価が上がる不思議な期間です。

ただ、このような時は、あくまで上昇するのは業績に裏付けされたものが主力で、株価が下落してPBRなどの指標で、資産に対して超割安となっている企業なども買われることが多いです。

そのため、企業防衛のため上場を廃止する企業も少しづつ出てきやすいです。

 

 

昨晩の米国市場で重要なのは、一部中国企業の米国上場制限について、上院が可決したことです。

 

〇一部中国企業の米国上場制限

 

 

〇中国企業の上場制限へ 米NASDAQが厳格化

 

米中による「新冷戦」となっていきそうですね。

 

 

日経平均先物について

 

CME225先物は20735円で取引を終えています。

昨日の日経比で140円高となっており、20500円を超えて、上値を再度追う展開となりそうです。

ただ、個人的には、上値は重たくなるのかなぁとみています。

 

一方で、昨日のコメントにも記載しましたが、緩和マネーが株式市場に流入しています。

今朝の日経新聞にも書かれてありましたが、マザーズが堅調に推移しています。

 

〇IT、医療に資金流入

 

 

行き場を失った資金は、業績が不透明な外需系の大手上場企業には向かわず、成長期待やCOVID19の影響が少ないと思われる企業に向かっています。

 

この傾向がもう少し続き、マザーズ銘柄が大幅に上昇してくるようなことになれば、ゆっくり上昇して欲しかった銘柄もバブルに巻き込まれてしまうこともあります。

 

良いところで掴んでいる銘柄は放置してもいいですが、上昇幅に注意しておくことが必要だと思います。

決算発表後であるため、短期売買が主力になりつつじきではあります。

 

引き続き、チャンスに備えていきましょう!

 

 

本日の相場もZEN力で!

 

 

〇本日の決算発表

 

 

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