【朝の相場日誌】日米の政策の違い

朝の相場日誌




おはようございます!

19日水曜日の米国市場は、NYダウ終値27,692ドル(85ドル安)、NASDAQ終値11,146ポイント(64ポイント安)と調整となりました。

 

米連邦準備理事会(FRB)はFOMCの議事要旨で、新型コロナ感染による米経済への影響は、「中期的にはかなり深刻なリスクになるとの見解で一致した」と発表しています。

一方で、与野党の追加経済支援策が合意に進むとの見方もあり、売りは限定的となっています。

 

経済の見通しは悪いため上値は重たいが、政府支援があるため、下値は固いという日本と同じような値動きになっていますね。

この環境下でも企業業績が伸びているハイテク関連は買われています。

昨日の朝のコメントで書いていますが、2極化は益々進みそうです。

 

〇アップル、米初の時価総額2兆円超え

 

 

日経平均について

 

シカゴ日経平均先物は、23,095円(日中の日経比16円安)で取引を終えています。

14日の最高値23,338円から調整してきましたが、昨日10MA付近で反転しており再度高値更新を狙う値動きとなっています。

米国市場同様に、日経平均225構成銘柄の多くが新型コロナの影響により業績悪化しています。

企業価値は下落していることを考慮すると現在の株高は「割高」へと進んでいる状況です。

日々の日経平均寄与度のランキングをチェックすると値嵩株(株価が高い銘柄)が中心となっており、現在の株高が先物主導だとみることができます。

※詳しくはこちらの記事をご覧ください。

 

これらを考慮すると上値は徐々に重たくなりそうです。

しかし、日銀の買い入れがあるため下値は固くなるため、横ばいのような値動きです。

ここで重要なのは、米国は追加経済対策で下値は固い、日本は日銀の買い入れで下値は固いということです。

 

なぜかというと、米国は旧来型の企業にも追加経済対策があるため、個人消費が一時的にも高まりますが、日本は個人消費を支える経済対策ではないため、企業業績への影響は限定的となるからです。

一部の225構成銘柄にしか、影響はありません。

とても、不公平な状況が続いています。

 

先日、GDPが戦後最大の下げ幅との話がありましたが、新型コロナ以降、個人消費の揺り戻しには、給付金が寄与していることは確かです。

下支えから回復へとステージが以降するなか、減税などの対策があると個人消費も活性化し、多くの企業はよくなりそうなのですが…。

 

さておき、米国でもアップルが時価総額を一時2兆ドルとなり、ハイテク株の業績好調が株価に反映されています。

日本市場もハイテク関連の値動きは堅調で、また、s高チェックをすると新しい企業が高値を更新しており、成長期待の小型株が活発な動きを見せています。

 

引き続き、成長性と利益率をチェックして投資対象を探してきましょう!

 

それでは、本日の相場もZEN力で!

 

 

※パスワードは明日から変更いたします。